an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

アート

神楽と戦艦大和-広島へ行く・・・その③

こちらも物語の主役はスサノオ・・・ですが舞台においては間違いなく大蛇が主役。 ダイナミックに繰り広げられる大蛇との戦いは見どころ満載、大迫力なのだった。 大蛇一匹を一人で操っているとのことだが、すごいなー、これは。 威厳たっぷりにスサノオ登場。 …

神楽と戦艦大和-広島へ行く・・・その②

広島神楽を観たいな、と以前から思っていた。 神事だけれどエモーショナルな舞とゴージャスな衣装、シロウトにもわかりやすく親しみやすい物語、舞台芸術としての「おもしろさ」があるはず、と。 本当は岩見神楽が観たくて浜田市へのアクセスなんかを調べた…

2019年春・東京-その②

2日目。宿にした赤羽から意外と近かった上野。 平日でもなんのその、この界隈は人でいっぱい。 フシギな色合いの八重桜が咲き誇っていました。広々として好きな場所です。 両陛下のなんたら、みたいな展示もある中、渋さでは引けを取らないこちらへ行ってま…

東京行ってきた−その①

田舎者の都会好き(笑)。今年は4月に行ってるから半年振りか・・・ おなじみ、ぷらっとこだまでノンビリゆるゆる行きましたが、すばらしい好天に恵まれ、車窓の富士山は思わず笑っちゃうくらいの美しさでした。三越前。コレドなんちゃらいうオシャレ気な建物が…

宝塚歌劇『エリザベート』を観る

ちょっとしたご縁で観ることになりました、宝塚歌劇。初体験です。 不肖わたくし、長く生きているうちにすっかりココロも感受性も薄汚れ、こういった華美なものには年々興味が遠のいて・・・いたのですが、ナニゴトも経験かなと。チケット入手困難と言われる人…

東京2018−その③

翌日。 渋谷に猪熊弦一郎展『猫たち』を観に行くのだ! 渋谷・・・数年ぶりとはいえ、Bunkamuraは2回以上行ってるし、通りに面したわかりやすい場所・・・のハズなのに!迷ったな〜(お約束)。 年齢とともに方向音痴にさらに磨きがかかったような気がします。しか…

唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢

以前から「行かねば」と思っていた大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました! ・・・と言いつつも実は焼き物や骨董には暗いのであった(陶器市は好きだけどさ。笑)。なので常設展のお宝の数々にはきちんと反応できなかったのですが、この特別展はおもしろかっ…

国宝展に

行ってきました!京都国立博物館。 平日しかも雨天にも関わらず(いや、むしろ雨天だからこそ?)すんごい人出。「入場制限」こそなかったものの、いやまったく驚いた。 (正倉院展(未だ行けず)も毎回すんごい人らしいし、皆それなりに自国の美術に興味あ…

か、かっこええ・・・

東京あくせく−その②

さて上野だ。うーむ、平日だというのにすごい人出。 美術館や博物館や公園がどっさりあるところだからやむなしか・・・しかも屋台まで出てなにやら女子のよさこい祭り的なことまでやっている。春だな〜。それらを横目に私の目的は。 24年ぶりにやってきたP・ブリ…

驚きの明治工藝

行ってきました、細見美術館。 「工藝」というと、ややとっつきにくいと思われる方もおられるかもしれませんが、こーんなしなだれかかるタヌキや・・・(この表情!) 天かける自在龍。 精緻ながらもユーモラスな姿の生き物がたくさん。 思わず欲しくなるような…

夷酋列像

観てきました。 1.麻烏太蠟潔(マウラタケ) 2.超殺麻(チョウサマ) 3.貲吉諾謁(ツキノエ) 4.贖穀(ションコ) 5.乙箇吐壹(イコトイ) 6.失莫窒(シモチ) 7.乙唫葛律(イニンカリ) 8.訥窒狐殺(ノチクサ) 9.卜羅亜鳥(ポロヤ) 10.乙箇律葛亜泥(イコ…

東京へ

行ってきましたー。 田舎者ゆえ、時々目的もなく都会へ行きたくなる。 ・・・とはいえ、今回は目的がいろいろと。 かっぱ橋道具街で揚げ鍋を購入すること。 プラド美術館展へ行くこと。 御茶ノ水でニコライ堂を見ること(若き日の宮沢賢治が行ってたらしいです…

歌舞伎NEXT『阿弖流為』を観る

・・・いやはや。すっばらしい舞台でした。そもそも舞台をあんまり観る機会がなく、ましてや歌舞伎。4時間近くの長丁場だし、チケットはゴージャス価格だし・・・と悩みましたが、「アテルイ」は知らん名でもないし、なかなか面白そうだと思いきりました。<アテル…

バルテュス展

行ってきました。 ・・・全然好きな絵じゃないんだけど、ナゼかとても気になるアーティストの1人。兄のピエール・クロソウスキーもまた。 なかなかの優男ですな。

「人は死なない」

「日本と呼ばれる列島との、見えたり見えなかったりするつながりで、 自分がどこにいるのか常に問うこと。」 「思わぬことが起こったら、そこで立ち止まり、 20秒ほどかけて(もっと考え尽くすために)よりよい姿勢をとること。」 「常に、ひとであるより肉…

ベン・シャーン展

外国暮らしの友人が3年ぶりに帰国したのでさっそく会いに、そしてタイミングよく開催されていたベン・シャーン展を見るため名古屋へ。 農民や労働者を描き、冤罪事件を題材にした『サッコとヴァンゼッティ』、第五福竜丸事件をモチーフにした“ラッキー・ドラゴ…

ゴヤ、フェルメール、ラピスラズリ

中国から来た至宝「清明上河図」が大盛況の国立博物館をはじめ、今冬の東京の美術館は眩いばかりだ。 いいないいな〜、私も見たいな行っちゃおうかな〜、ほら「ぷらっとこだま」使ったらけっこう安くで行けるしさあ(三時間半もかかるけど!)、などと勢いづ…

クートラスの思い出

ロベール・クートラスという人をご存知だろうか。 10代のうちからフランスのあちこちで石工などの職人として働き、パリに出てからはアーティストとして油彩画、グアッシュ(透明感のない水彩)、デッサン、テラコッタなど多数の作品を残した。中でも、タロッ…

Edward Gorey

至福の時也。

山口晃展

〜山口晃と申します。老若男女ご覧あれ〜 観てきました。 大和絵とSFの驚異の合体(笑)、人人ひと・・・めまいがするほどの群集。小説『親鸞』(五木寛之著)の挿絵もズラリ。 シリアスな劇画調からユーモラスな漫画タッチまで幅広く、本当に柔軟な表現力を持っ…

シュヴァンクマイエル展

ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展へ。 「共産党政権下でブラックリストに載りながらも創作活動を続けてきた、チェコ第三世代のシュルレアリスト」と紹介されるより、『アリス』をはじめとした、変な人形アニメを撮るおじいさん、くらいのイメージしかない…

青木繁展

青木繁展に行く。平日に訪れたのだが、なかなかの盛況ぶり。 「海の幸」は小さかった。想像していたサイズの半分くらい。 「とてもでっかい絵」を想像させる、何か不思議な力がこの絵にはある。 せっかくなので間近で眺めてみたのだが、見れば見るほど、そし…

日本の映画ポスター芸術

ええ行きますよ、行きますとも。 (上映会のほうは和田誠さんの『麻雀放浪記』で!)それにしても・・・京都ではこれから年末にかけて、メリエスの「月世界旅行」、「ホセ・ルイス・ゲリン特集」、「アンゲロプロス特集」、「タルコフスキー特集」・・・と百花繚乱だ…

いのくまさん

・・・これ見たいなあ。刈谷市ってどこ?(笑)。

五百羅漢図

幕末の絵師・狩野一信が描いた秘蔵の羅漢図100幅を一挙公開! 赤瀬川原平さんは「モツの煮込みに見えた」といい、山口晃さんは「何もそこまで」といった「五百羅漢図」。観にいってきました、江戸東京博物館へ。(両国国技館の隣!) HPでチラリと見たその絵…

クレー展、アカデミー賞授賞式

パウル・クレー展へ。 もともと人気のある人だけど、気晴らしを求める人も多かったのだろう、 予想以上の人出だった。 クレーの絵は小ぶりで色合いがやわらかく、少しとぼけた風味もあってとてもチャーミングだ。今回は見たことない作品ばかりで(クレー展は…

Frida Kahlo

(by Imogen Cunningham)

哄笑する横尾忠則

南伸坊『李白の月』を読む。 李白の月作者:南 伸坊マガジンハウスAmazon昔の中国の不思議な小話を、漫画(絵柄が最高!)にアレンジして解説エッセイを添えたとても楽しい読物で、前作『仙人の壺』と並んで私の愛読書である。 妖怪変化が登場する怪談ふうの…

ロシア・アヴァンギャルド

滋賀県立美術館にて「ロトチェンコ + ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」を鑑賞。 タイトルの字面だけ眺めると、この暑い中、何もわざわざそんな小難しそうなものを・・と思われるやもしれませぬが、私にとって「ロシア・アヴァンギャルド」と聞いてパッ…