読書
薔薇の名前[完全版] 上 (海外文学セレクション) 作者:ウンベルト・エーコ 東京創元社 Amazon 薔薇の名前[完全版] 下 (海外文学セレクション) 作者:ウンベルト・エーコ 東京創元社 Amazon 完全版とはどういうことでしょうか。そもそもが完全完璧な作品で…
まず『オリンポスの果実』の人かなあと思うわけですが・・・ この人も忘れてはいけなかった。 全然読めてないのですが、こういうの見たいなあ。 やはり、不遇な最期だったようです。“無頼派”という言葉を改めて噛みしめた。 最初に手に取るなら講談社文芸文庫か…
ルー・リード?太極拳?田中泯推薦?ローリー・アンダーソン編纂? ・・・そして国書刊行会。
私はこちらもパンクだと思う。 仰臥漫録 (角川ソフィア文庫) 作者:正岡 子規 KADOKAWA Amazon
その記念すべき著作が、今年95歳の山田稔さんなの本当にいいなと思う。
ハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースロー氏・・・?・・・聞いたこともないな・・・なになにタル・ベーラ監督『ニーチェの馬』『サタンタンゴ』の原作・・・?えええ?えええーーーっ?!
・・・・・・ってどんな話だったっけか(あ、アホなのがバレる。
欲っしいなぁ、これ。「イラストで」っていうのが魅力。落語ファンにもいいよね。
おお、なんとスタイリッシュな・・・この二人の“文体対談”とは興味深いな。(しかも「群像」だぜ) ・・・・・とかなんとか言っているわたくしは町田康ファンだが、“著作が鈍器”で有名な京極夏彦先生を読んだことがないのだった。 初心者向けのお手柔らかな著作はど…
いっちょ日本の最高学府を見物に行くかあ、と思ったのに。 ・・・ちっ、日曜休館かよ。 大江健三郎の本は読まなくても(読まなくても?)、生原稿があるなら見たいよな?え?そうでもない? yoneyumi0919.hatenablog.com
1人目はご存じ(←?)柳下毅一郎。 特殊翻訳家にして映画評論家。最初の出会いはこれだったかなあ・・・(書いたの2007年だって?!一昨日くらいな気がするのに!) その後も順調にファン度を深め、がんばってJ・G・バラードを読んでみたり、サイレント映画ピアニ…
贈り物にいいかもしれません。・・・誰かください。 ちょっとマニアックだけど(国書刊行会ですからねえ)、違いのわかるあなたへ。 自分が9月生まれなのはなんとなく気に入っている。 青が好きでピアスもサファイアだし。
後期の代表作『徴候・記憶・外傷』についての書き下ろしの新章を追加! 真摯な臨床から導かれた中井久夫の思索を、斎藤環 さんが読み解きます。 『徴候・記憶・外傷』は私には特別な一冊。不完全で稚拙で四苦八苦の読書だったけれど、切れ味鋭い知性と考察に…
へえ、この令和の時代に“売れる”文芸誌があるとは驚きだ。 特集「悪」だなんて。手垢が付きまくってる上に表紙のデザインもなんだかなあ・・・と思ったけれど、今の若人にはこれくらいシンプル&ストレートなほうが響くのかしら(←何気に失礼)。いやまて、もし…
著者、内容、イラスト、解説・・・すべて文句なし。さっすが中公文庫よね。 昭和歳時記 吉村昭 著 昭和二年生まれの著者が、幼少年期を過ごした東京・日暮里での暮らしの記憶を掘り起こす。戦前・戦中の下町の事物・生活が鮮やかに蘇る。 〈解説〉森まゆみ
松江か境港か遠野かと思うところだが・・・・・・豊橋だって。 全国津々浦々にいるのかも。 著者もなんだかユニークな人みたいです。 この本欲しい。
この人の原画は一度見てみたいなぁ。福知山・・・行けない距離ではない・・・ (というか広島でなくて福知山在住でいらしたのね。丹波の者として親近感が!) こうのさんといえば上記にあるように広島ものが代表作なのだろうけど、私は断然『ぼおるぺん古事記』が…
うまいなあ、と思う(編集者の技もあるんだろうけど)。 『心の闇に魔物は棲むか』 『顔面考』 『屋根裏に誰かいるんですよ。』 『自殺帳』 『「狂い」の調教』 ・・・・・・ あざとさぎりぎり、なんとも好奇心をそそられる。精神科医がお小遣い稼ぎに書く解説本と…
W・バロウズが今アツいのか?(←違うと思う 「鮎川信夫訳・山形浩生改訂」ってのがワタシ的にはアツいな。 こんなんよう読まんけど。 山形浩生は昔どっかでTOEIC満点(900何点なんですよね確か)とか言ってたけどホントなのかしら。
おなじみツイッターで目を引いたすてきな装丁の上下巻。 中公文庫から新装版か・・・・・・よっしゃ、セリーヌを読んでみよかいなと思ったことは残念ながら一度もないけれど、初心者がなんとか読めるとしたら(内容的にも)これなのかな。 教えて偉い人。
タイトルといい挿絵といい色味といい、たからものになりそうな一冊ですね。 そんなすてきな本を作る夏葉社の島田さん。 事情は知らねど、小学生のお嬢さんに付き添って登校し一緒に授業を受けておられるらしい。やさしい大型犬みたいな感じあるなー(大柄な…
編集グループSUREから図書目録が届く。 おっと思うような企画の著作やしゃれたデザインのTシャツに毎回ココロときめくのである。 SUREの本は鶴見俊輔、山田稔、ことばと歴史、異文化と生活、科学と信仰、コーランに論語、おいしい田舎料理や特異な生き方etce…
この人の名を最初に知ったきっかけは中島らもだったか、山形浩生だったか、クローネンバーグだったか・・・・・・。稀代のジャンキーアーティスト、ウィリアム・バロウズ。ドキュメンタリー作品になるらしいですよ。 凄まじい生き方をしているのに(よく老齢期まで…
対馬の海に沈む (集英社学芸単行本) 作者:窪田新之助 集英社 Amazon あまり大きな声では言えないが(言うとるがな)、職業柄もあってか虚言癖のある人とか詐欺師にすごく興味がある。のに、全然お目にかかれないのだ。小金持ちのおひとり様なんてけっこうい…
ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず (朝日文庫) 作者:ヤマザキ マリ 朝日新聞出版 Amazon 最近は(文化人っぽい枠で)TVで見かけることも多い大活躍のヤマザキマリさん。 本作はマンガだとこの辺の時期と思われますが。 イタリア家族 風…
ぜひとも参加いただきたかった一人。もう10年になるのか・・・ 代表著作のせいか赤目周辺の出身だったかな、と思いきや姫路の方でした。 こうみえて慶応ボーイなんだぜ(卒業してたらすごいけど)。 昔ちょっとネタにしてました。 yoneyumi0919.hatenablog.com
鬱の本 点滅社 Amazon 町田康、友部正人らビッグネームもちらほら見えど、ほとんどが若い、未知の方々でした。うつ病当事者(・・・もいらっしゃるのだろうが)ではなく、今流行りの言葉でいう“生きづらさ”を抱えた表現者たちのアンソロジーとなっております。 …
夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く 作者:奈倉有里 イースト・プレス Amazon うっかり忘れていたがロシアは文学大国なのだった。 著者は日本人初の“ロシア国立ゴーリキー文学大学”修了者だそうだが、わが国でいうと偏差値70クラスの“公立夏目漱…
本日、東京ラプソディ 作者:中野 翠 毎日新聞出版 Amazon 年末のお楽しみ、今年も。 コラムのボリュームが少なくなった分、ミニ映画評が充実していてさくさくおいしく読み終えた。まったく、観たい映画が増えてこまるよ。 いつも装丁(とタイトル)がかわい…
福田村事件 -関東大震災・知られざる悲劇 作者:辻野弥生 五月書房新社 Amazon 世間がクリスマスで浮かれている最中に何を一心不乱に読んでいるのだ私は、と思いつつ。いや、イエス・キリストはこの事件に「目を背けるな」と言うにちがいない・・・ 昨年2023年は…