パウル・クレー展へ。
もともと人気のある人だけど、気晴らしを求める人も多かったのだろう、
予想以上の人出だった。
クレーの絵は小ぶりで色合いがやわらかく、少しとぼけた風味もあってとてもチャーミングだ。今回は見たことない作品ばかりで(クレー展は二度目)、シンプルな素描の隣に遊び心たっぷりのパズルや積み木を連想するようなものがあったりして、多彩な作品が楽しめる。
風貌は気難しそうでいらっしゃるんですけど、絵を描く感覚は子どものそれに近いような気がします。楽しそう。
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そして恒例のアカデミー賞授賞式雑感。
今年は「いや〜、アン・ハサウェイ、司会がんばっとったねえ」の一言に尽きる。
再三にわたるお色直しのドレスはみな華やかだし、しゃべりも歌もイケるし、横にいるボンクラ男のフォローもバッチリ!・・・なんだけど、ゲストでビリー・クリスタルが登場した時の軽妙トークを久しぶりに聞きますと、やっぱ司会ってプロがする仕事だよなあ、としみじみ思う。
主演・助演などの主要な受賞者の作品は『英国王のスピーチ』(小品ながら佳作!)しか観ていないのでなんとも判断しかねるのですが、まあまあ下馬評どおりの波乱なし、といったところでしょうか。
そ、それはちょっと・・・と思ったのは、D・フィンチャーが監督賞を逃したことと、クリスチャン・ベールのヒゲ面です。
そしてワタシ的「よっ、ナイス・カップル!」
まずはコリン・ファース夫妻。(お美しい奥様のそのお召物のデザインは一体・・・? )
そしてティム・バートン夫妻。マンガから抜け出したみたい・・・(もちろん悪役)。
次点:ハビエル・バルデム&ペネロペ・クルス夫妻。
(・・・さすがにちょっと暑苦しかった)
(2011年3月28日記)