an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

東京あくせく−その②

さて上野だ。

うーむ、平日だというのにすごい人出。
美術館や博物館や公園がどっさりあるところだからやむなしか・・・しかも屋台まで出てなにやら女子のよさこい祭り的なことまでやっている。春だな〜。

それらを横目に私の目的は。


24年ぶりにやってきたP・ブリューゲルの大作だ。
場所は東京都美術館



ブリューゲルだけでなく、ヒロニムス・ボスも2点来てまして・・・
(まあ、どちらも景気の悪そうな画題ですこと)



驚異の画家、ボスの影響は当時もかなり大きかったようで、一連の怪物画(というか、エグい寓話絵)が大流行したとか。

主役の「バベルの塔」はさすがの存在感だったけど、思っていたよりサイズが小さく、大迫力!・・・というわけにはいかんかった。人だかりが絶えないので細部までのチェックは難しく、スクリーンで拡大、3D再現など工夫を凝らしての解説がありがたい。
工事中の人々が細かく書き込まれていて、やはりこれは驚嘆の一作だ。構図も大胆だし、大昔の絵とはとても思えない。

たっぷり2時間ほど鑑賞、ぬかりなくおみやげ(↓比較的愛らしい絵ハガキ)も購入し、ほくほくした気持ちで美術館を後にした。


・・・続く。