広島神楽を観たいな、と以前から思っていた。
神事だけれどエモーショナルな舞とゴージャスな衣装、シロウトにもわかりやすく親しみやすい物語、舞台芸術としての「おもしろさ」があるはず、と。
本当は岩見神楽が観たくて浜田市へのアクセスなんかを調べたりしてたのだけど、えらく辺鄙な場所で時間帯も遅いし、足の確保がけっこうタイヘン(関西からだと島根や山口ってとっても遠い)。仕方ない、まずは「観光用」からか・・・などと思っていましたが、いやまてよ、この広島市でもたくさんの神楽団があり、平日夜間に毎週実施されるってだけでもすごいことじゃないですか。伝統芸能が日常に生きている!・・・沖縄民謡並みの力強さを感じるわ。
定期公演は広島県民センター、繁華街のど真ん中にある違和感(笑)。
19時、いよいよ開演です。
この日は小学5年生のボクも鳴り物で参加。
次回は舞デビューだそう(ガンバレ!)。
司会のお姉さまのナイスフォローもあって(解説も丁寧)この子のインタビューはキリッとして微笑ましかったのですが、ははは、手打鉦演奏中は少し集中力途切れとったぞ。カワイイ。
さて一幕目は『鍾馗(しょうき)』。
スサノオが大疫神と闘います。
手にしているのは茅の輪。龍虎の幕の隙間から大疫神が出たり引っ込んだり・・・
音楽も高らかに一神一鬼の舞が見事。
荒ぶる神、スサノオ無双。はぁ~、素敵だった・・・
そして次はいよいよ八岐大蛇 ・・・