an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

落語

玉川奈々福浪曲会@瑞泉寺 「玉川奈々福 駒姫様を語る」

瑞泉寺さんからうれしいお知らせが来ました。 強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描くサクセスストーリーですが、その影で悲しい運命を強いられた女性たちがいます。その代表とも言えるのが、駒姫様。東国一の美少女と言われた駒姫は、…

春風亭一朝独演会

行ってきました、大須演芸場!久しぶり。 ビジネス街にあるホールと違ってやっぱ寄席の空気はいいな。大須商店街は苦手なタイプの場所だけど(外国の方多め。あっ、煉獄さんコスプレがいたよ!)、飲食店が多いので昼飯には困らないし、天気もいいし。 (沖…

古今亭文菊独演会:2025春

新幹線で30分という気軽さに・・・ひょいひょい行ってしまうわたくしなのだった。(よっ、お大尽!) 文菊師匠、聴けば聴くほど端正で繊細な落語です。まるで翡翠か瑪瑙のようなまろやかな口調。おかみさんはより色っぽく、江戸前べらんめえはより勢いよく。 (…

市馬がゆく15

三連休初日の名古屋はもう、ナニゴトかと思うような冷強風が吹き荒れておりましたがね、 熱い心をもって行ってきた。 市馬師匠の噺は端正で本当に耳に心地よい。 今回は開口一番の方でうっかり眠気が出てしまったけど(昼ビールの効果てきめん)、前座の市童…

笑福亭たま独演会

新春独演会、久しぶりのたま師匠!めでたいのでお着物もきらびやかだったわ。 病み上がりなのにいきなりの業界裏話炸裂!「どうにもたまらん」勢いがすばらしいですね、たま師匠。さすが京大文系(←2回目)、インテリ系ねちっこさがある。この人にかかったら…

古今亭文菊独演会

やったね。 前回の東京二人会ではマサカの「インフルエンザ欠場」だったのでうれしいわぁ。 例によって関ケ原を新幹線でさらっと越えてきたわ。いくつになっても新幹線に乗るとわくわくする私は昭和の子。 今回は愛知県芸術劇場小ホール。すぐ横はなんとかオ…

豊臣秀次公430回忌記念イベント

・・・ということで出かけてまいりました。 実は私は戦国武将への関心がうすくて、豊臣秀次?はて誰だっけ?くらいな認識だったのだが、雨月物語?柳家さん喬?京都?行かねばならぬ!・・・となった次第。こういった情報をタイムリーにキャッチできるネットはやは…

春風亭一朝独演会

また関ケ原越えて行ってきた! 一朝師匠。 小柄で柔和な笑顔の風情のあるおじいさんで、ビジュアルがもうまんま「江戸のご隠居」。好きです・・・(告白) 江戸っ子特有のせわしなくてキレがいい掛け合いが始まると会場は一気に江戸の町に引き込まれるのだ。こ…

江東区めぐり・・・その②

意気揚々とやってきた深川江戸資料館へと続く道すがら、霧雨夕闇の時間帯に庭園や寺社仏閣の一部がほんのりライトアップされ、江戸の夜の情緒もかくやと思われ・・・ ・・・まではよかったのだが、なんと二人会のお一方、古今亭文菊師匠がインフルエンザのため急遽…

市馬がゆく14

行ってきたよ、名古屋。 ぬかりなく寿がきや白ラーメン&生中をキメての中電ホール。もうダンジョン梅田よりわかるかもしれない名古屋中心部。風は少々冷たかったがココロは熱い。 市馬師匠、すごく声がいい。うっとり。江戸前落語はやっぱりいい。日本の宝…

2024初高座

・・・となりました。 桃月庵白酒独演会。ふふふ、お名前がめでたい感じで正月にぴったり。 寄席では20日までが正月興行らしいです。 端正な古典落語の中に現代的な味付けもあってとてもすてきでした。 私などはまだまだ新参者なのでアレですが、噺によって「古…

市馬がゆく!

行ってきました、名古屋。もはや名古屋に「通っている」と言ってもよい。 (江戸前の師匠方はみな名古屋から上方を通り越して一気に福岡へ行ってしまうの・・・) いやはや、ひとまずのコロナ鎮静をみて京都なんぞは人があふれかえっておるわけですが、名古屋も…

割烹旅館 亀屋

大阪は高槻市に「亀屋寄席」というところがありまして、古式ゆかしいお料理旅館(夜はきっとおばけが出るよ。←おい・・・)の中に設えた寄席なのですが、どうやら女将が自ら企画して定期的にご贔屓の噺家を呼び寄せておられるらしいのです。 白髪ワンピース姿の…

師弟揃い踏み

この師匠方を一気に観れるというのだから見逃せない。ましてめでたい真打襲名披露だ。口上なんて聞くの初めて。ときめくわ。 都会なだけでどうにもつまらんところだと常々思っていたのですが、師匠方からは「芸事の盛んな土地」というお言葉が。そうだったの…

柳家喬太郎独演会

行ったー。幸せな連休初日。 もうすっかり安心してリラックスしてふふふと笑える師匠の高座。仲間内ネタやモノマネもおかしい。まもなく還暦になられるそうですが、「そういうと周りがざわつくんです。72歳だと思われてて・・・」ってのがおかしかった。豊かな…

笑福亭たま独演会!

行ってきた! 「京大出の優男、だけどしゃべると桂小枝」でおなじみのたま師匠。 粗忽者にツッコむ口調が駄々っ子みたいでカワイイの。 しかもムラサキとか深紅の着物をサラッと着こなしますね。いいと思います。 マクラの「(会場で)ケータイ鳴る問題」お…

落語三銃師

行ってきた! これは豪華メンバー、見逃せぬ!・・・と思ったが、思いのほか客席はさびしかったのだった。あれれ? 聞けば岐阜、福井と回って京都が千秋楽。京都でこれでは、いや~、なかなかしんどかったろうに・・・(師匠がたの懐具合が気になるお年頃なワタク…

2022 古今亭文菊独演会

前々から楽しみにしてました、独演会。 もうほんとに東京の噺家さんは関西には全然お越しにならないのでこっちが行くしかない。いやいいんですのよ、近いもんです名古屋なんて。今回はひとつ、寿がきやのラーメンでも食ってみましょうかね・・・なんてうきうき…

2022、春爛漫

今年は寒い冬でしたが、季節はちゃんと花を咲かせにめぐってきますね。京都の桜を一目、という方も多いのでしょうか。葉桜なれど御所界隈には人出もあったようです。そして一之輔師匠の昼の部、ほぼ満員。すごい人気です。 はぁ・・・今回も楽しかったな。 ボン…

喬太郎師匠!

行ってきた! チケット取り逃しに再チャレンジしていたらなんと3列目のど真ん中をゲット!今までのライブ人生(長いよ~)で最良の席だわ・・・もうすぐ死ぬのかしら・・・(西村賢太の急逝にビビっている。50代は油断したら死ぬ・・・) などと言っている場合ではな…

お久しぶりの・・・

たま師匠。待ってたよ! 繫昌亭にはしょっちゅう出ていらっしゃるようだが遠いんだよなー、あそこ。 落語を配信で聴くのもなんだし・・・と悶々としていたらやっと会えた。 テンション高い~。ウレシイ~。相変わらず優男と思えぬ芸風やな。 そしてたま師匠の新…

お久しぶりです!

コロナ禍の影響をモロに受けて2回くらい見送りになったかな・・・ 毎年桜とともに京都にやってくる一之輔師匠、今回は紅葉とともに。 いや~、ツイッターで「誰か帯を・・・」というのは私も見たけどガチだったのか。 誰か持っていってやってよ!(・・・と全員思った…

春風亭一朝・古今亭文菊二人会

行ってしまったわ・・・緊急事態宣言下、よりによって名古屋のど真ん中へ。 東京行の新幹線は土曜なのにガラガラ、毎回どこも行列の名古屋駅地下食堂街もひっそり(並ばずして人気の鮪の唐揚げ食べられたー)。本当に大変なことになっているなと思うと同時に「…

柳家喬太郎独演会

京都は非常事態宣言下だったわけだけれども!決行!すばらしい! 師匠、最初はお疲れかな、と思いきやサスガでした。すっごくおもしろかった。 お弟子さん(取らないんだっけ)がいないから前座なしでザブトンも自分でひっくり返すのね。 春風亭正太郎師匠も…

市馬がゆく!

名古屋、ちょっぴり怯みながら行ってきました。はは。 いやあ~、市馬師匠すっばらしかった。 前座二人もまあまあだったのですが(上から・・・)、気は正直なものでちょっと油断すると眠くなんの(笑)。 それが師匠だともうぐいぐい江戸へ連れ込まれますのよ…

最高の二人会

いや~もう本当にすばらしかったですね。 落語のなにがどうすばらしいかというのは伝えるのが難しくて、「では次回ご一緒に」と言うほかない。 今回のお二人の噺に江戸の景色が、ビジュアルが浮かびましたよ、ええ。 文菊師匠はさらに色気と凄みが増しており…

笑福亭たま独演会

京都文化博物館。たま師匠も言ってたけど、和室って距離感が絶妙でなんとなく盛り上がる感じがあるなー。 今回も内輪話がたいへんおもしろかった。 噺家ってわりに早く亡くなられる方がいるらしくって(昔はやっぱりなー、あれこれ不摂生がたたってなー)、…

柳家三三 ニッポンあちらこちら2019

行ってきました!勤労感謝の日に!大津市民会館! いやー、ホント回ってるねー、日本全国を。そしてパンケーキを。 当日はすばらしい好天で、琵琶湖にのんびり浮かぶヨットや水鳥や、時折七色に発色する噴水的なものを眺めてたいへん爽やかな気持ちで高座に…

2019秋-東京その①

田舎者の都会好き。またまたやってきました、東京へ。 ぷらっとこだまの3時間半は、うたたねするかキンドルでマンガ読むかボンヤリ外を眺めるかのわたくしですが、最近の若い人はちっともじっとしてないね。始終カバンをゴソゴソし、イヤフォンを装着し、ス…

笑福亭福笑・たま親子会

行ってきた!幸せな連休最終日! 福笑師匠は初めてで楽しみだったのですが、いや~、期待を裏切らないですねえ。 はっちゃけたドタバタ新作落語も楽しかったが、今回は『代書屋』やな~。とりすました代書屋と阿呆な男とのやり取りの妙がたまらん可笑しさで…