an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢

以前から「行かねば」と思っていた大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました!



・・・と言いつつも実は焼き物や骨董には暗いのであった(陶器市は好きだけどさ。笑)。なので常設展のお宝の数々にはきちんと反応できなかったのですが、この特別展はおもしろかったなあ。

胡人俑とは、唐時代のシルクロード文化を象徴するものの一つであるエキゾチックな風貌の胡人(ソグド人などの異民族を指す中国における名称)を表現した陶俑(副葬用の陶製人形)です。とりわけ、穆泰墓出土の胡人俑は鮮やかな彩色と極めて写実的な造形により、胡人の姿が生き生きと表現されており、唐代胡人俑を代表するものの一つです。

ポスターのような“ファイティングポーズ”は馬を引いている姿であるとか。嘶く馬やラクダの姿も見ることができます。
表情豊かでユーモラス、躍動感いっぱいの胡人俑たち(南伸坊氏の描くイラストそのまんま。笑)。
西からやってきた異人、混ざり合う文化−いやあ、いいものを観た。