±2歳、くらいの感覚ですかね、同世代。
幼少期~学生・新入社員時代ぐらいまでは「1歳差」がわりと大きかったりしましたが(そう、私の一つ上はバブルの恩恵を受けた就活楽勝世代、大きな溝を感じていたのだった・・・)。
それで、最近興味をひかれておもしろく読んだものが偶然同性代の生活周辺事情、ずばり「家族の健康および異変」だったので思わず笑ってしまったという話です。・・・内容は笑いごとじゃないけど。シビアな現実だけにユーモアって大事。
著者はCA出身のおキレイな方であるにもかかわらず、なんとも味のある(ブサかわ?)自画像に表情、独特のテンポで介護生活が綴られます。こういうのってホントプロには出せない妙味。“日常”ってこんなふうだよなあ・・・というドタバタ、時にイライラ、時にしんみり。シンプルな表現だけに直球で伝わります。よし、キャッチした!
兄が突然不審死・・・というと田口ランディの『コンセント』を思い出しますし(なかなか衝撃的でしたねー、あれは)、母と兄との共依存関係・・・というと山岸凉子作品を思い出したりするわけですが、実際そういうことが現実に起こると、一番大変なのは後始末を任される人間だったりするのだな(覚えておこう!)。
同世代で琵琶湖畔在住というだけでも親近感がわくというのに、このお兄さんの生活状況が、仕事柄ものすごくリアルにせまってきて思わずアセスメントをとりたくなりました。しかしそれには情報が少し足りない。幼少期の家族関係がどういったものだったのか知りたい・・・再度著作を手に取ることになりそうです。