an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

2011-11-25から1日間の記事一覧

気ままな一人旅

ウェス・アンダーソン監督の『ダージリン急行』を観る。 おトボケ3兄弟のインド珍道中。オフビートな笑いのセンスとしんみりさせるエピソードのバランスが絶妙で、小物と音楽の使い方もおしゃれで、大変楽しめる作品に仕上がっております。おすすめです。 ダ…

京都のおすすめ本屋さん

京都は歩いて楽しい町だ。 冬の間は冬眠中のわたくしも、あたたかくなるとふらふらと京都の町を歩きだす。虫と同じ(笑)。けっこう、歩きます。 なので知る人ぞ知るこだわりのお店であるとか、隠れ家的空間とかのトレンドスポットに大変詳しい・・・と言いたい…

ダンディーってなんだ。

ぼんやりとTVをザッピングしていたら、姜尚中、高橋源一郎、ピーター・バラカン、鹿島茂、佐野史郎といったいかにもこうるさい感じの方々が、“20世紀のダンディーな男”についてあれこれおしゃべりしていたのでそのまま鑑賞体勢に。 熱論の末セレクトされた部…

インドへの道

タイトルにもありますように、更新をサボッている間にインドへ1人旅・・・なんてことはあるはずもなく、職場の引越しですったもんだしていました。 引越しというのは、本当に煩雑で心身を消耗するものでありまして、事前に万全の準備を整えたつもりであっても…

料理の話

・・・(前回の日記の続き)まだ痒いのである。いよいよステロイドの出番かと思われる。この悪夢のような湿疹が一瞬で・・・治るのか(苦笑)。 まあしかし、桜をあんなふうに咲かせ、何もかもが萌え出る春という季節がもたらす生命力というのは思いのほか野蛮で獰…

『奇跡』

東寺近くに「京都みなみ会館」というちっこい映画館がある。 いまいちパッとしない商店街の中のパチンコ屋の上、という大変庶民的な環境にもかかわらず、主にヨーロッパの監督のアート系の作品を上映している堂々たる芸術派。最近では「マノエル・デ・オリヴェ…

鬼、踊る

買ったぞ。・・・何を?・・・デジタルカメラを。 それにしてもいつの間にこんなに小さくなったのだ、デジカメは。ジャスト、カードサイズ。スタイリッシュなその姿。突起物を最小限にしたシャンパンベージュのシンプルなボディは、まさしく機能美の極致。(・・・い…

『潜水服は蝶の夢を見る』

・・・このタイトルじゃ、シュルレアリストの小説みたいですな(笑)。 雑誌ELLEの編集長を務めるセレブであるところの主人公が脳梗塞に倒れ、その後遺症によって全身麻痺の人となり、唯一動かせる左眼の瞬き(その数なんと20万回)によって記された自伝の映画…

本の選び方

出版不況だそうである。 本が売れなくて困っているそうである。 ところで、街の大型書店にはどこでも「売れ筋ランキング」コーナーがある。 そのランキングの上位の本しか買わない、という人が少なからず存在する。 なので、出版社はこぞってランク入りをね…

逍遥、彷徨、疾走

どんよりした曇り空の毎日・・・なにか気晴らしになるようなネタはないものか。 今日からウィンブルドン開幕。・・・だめですか。 あのブレイクに勝ったり、あのナダルから1セットをもぎ取ったりとの快挙が続く錦織圭くんの活躍には心躍るものがありますが、それ…

ピアノを聴きに

先日、初めてピアノリサイタルというものに行ってみました。 さては「のだめ」の読みすぎ・・・ではなく、京都コンサートホールを一度見てみたかった(立派なホールなんです)、2,000円という超庶民的価格(3Fですよ、もちろん)、そして大変ヒマだった、という思…

写真

植田正治。・・・シュール。

愛は みんなの王様ョ

時々妹のところに行って、昨今の流行りものの是非からヘナチョコ政治談議、日常の悲喜こもごもにいたるまで、丁々発止の辛口トークを繰り広げることがあるのだが、辛辣さにおいて私をさらに上回る(?)この女と、先日次のような意見の一致をみた。 曰く、「…

宵山

京都を代表する夏の風物詩、今夜は宵山です。 翌日の山鉾巡行がハイライトとはいえ、今宵は人出が最高潮。 そろそろ夕暮れのいい頃合いかなぁと、最寄りの地下鉄四条駅なんぞに迂闊に降り立ちますと、すべての出口に人が大量に詰まっており、小一時間ばかり…

Drop me a line

・・・手紙を書かなくなってどれくらいになるだろう。 便箋を、ハガキをひとつひとつ選んで、ペンを持って書いて、住所を調べて、切手を貼って投函する、紙の手紙のことだ。 以前は時候の挨拶ハガキはもちろん、何かしら環境が変わるたびにすきあらば手紙を書い…