･･･なんだかいろいろひでえ話だけど、こういうところから愛が生まれてもおかしくないかも･･･などと思いながら観ていたのに、もう木野花さんに全部もってかれましたね。 なんや、母ちゃんの呪いの物語かよ（笑）。 ああいう怒涛のラストにしなくても、なんや…

もしかすると周知のことかもしれないのだが、ラース･フォン･トリアーの映画『アンチクライスト』と大島弓子の漫画『ダリアの帯』には物語上の共通点がいくつもある。 ダリアの帯 (白泉社文庫) 作者: 大島弓子 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 1999/06/01 メ…

毎日、牛まみれ 牛が好きすぎて酪農してます! 作者: 牛川いぬお 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/06/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る は～、好きだなこういうの。 なかなかね、プロには描けない味がありますね。 たどたどしい表現の…

わいるどらいふっ! 身近な生きもの観察図鑑 作者: 一日一種 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2019/07/18 メディア: 単行本（ソフトカバー） この商品を含むブログを見る ごくごく身近な野生動植物の観察まんが。 かわいい絵柄にほんのりしたユーモアは…

小学生の頃、母に「これ、あんまり見んとき」って言われたな。言葉遣いがちょっとね、そういう意味ではPG12相当のアニメ、ってことで（笑）。 老後の楽しみの一つとして「漫画を大人買いしてむさぼり読む」ってのが私にはあって（「三国志」とか「釣りキチ三…

老境まんが (ちくま文庫) 作者: 山田英生 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/02/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る つげ義春、白土三平がさすがの貫禄でした。 単純に「老境」でくくれない、意表をついたセレクトで思いのほか楽しめます。…

ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ 作者: ヤマザキマリ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/01/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この母にしてこの娘あり。 リョウコ（母）が男前すぎてしびれた。

うん、物語設定自体はなかなか興味深いんですけどね（あり得ないけど）。 それぞれの過去エピソード、狂言回しっぽい主人公君（とその恋模様）、背景になるグロテスクで神秘的な祭りと松田龍平君のしでかしたことと･･･いろいろ詰め込みすぎて結果的にちょっ…

蜘蛛の糸 (光文社文庫)作者: 黒川博行出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/02/09メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るさらっと読める短編集。私なんぞはついつい「ﾌﾌﾌ･･･」と邪悪な笑みが漏れてしまいました。“ミスター疫病神”桑…

夏の寓話 (山岸凉子スペシャルセレクション)作者: 山岸凉子出版社/メーカー: 潮出版社発売日: 2010/05/18メディア: コミック購入: 7人 クリック: 187回この商品を含むブログ (13件) を見る山岸凉子のマンガは時々無性に読みたくなる。 どちらかというと薄気…

今年も行ってきましたー。秋の好日、気分が弾むイベントでございます。 いや〜、京大の立て看板は見事に全部撤去されてましたね。 いろんな理由があるんだろうけど、学園祭シーズンだからお祭りらしくてイイのにね･･･恐るべきは当局･･･さて古本だ。 積ん読も…

まんが アフリカ少年が日本で育った結果作者: 星野ルネ出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2018/08/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るツイッター上でも愛読していますが、こういう異文化モノに目がないのです〜。 ご両親（母がカメル…

驚いた。闘病中だったのか･･･。 『ちびまる子ちゃん』はいうに及ばず、エッセイも読ませるんですよね、この人。ただのほのぼのじゃない。 「あたしゃ○○だよ」みたいな、おばあちゃんチックな口調がキュートでした。53歳は早すぎる。合掌。 ちびまる子ちゃん …

うん、そうですね。全盛期の村上龍の興奮度と質が似ている。バイオレンスでサバイバルな感じが。狂人が頻出するところとか、強大なものに立ち向かうところなんかも。ともあれ、すっばらしくおもしろい。こういう作品がフツーにあるので、いい年してマンガか…

翌日。 渋谷に猪熊弦一郎展『猫たち』を観に行くのだ！ 渋谷･･･数年ぶりとはいえ、Bunkamuraは2回以上行ってるし、通りに面したわかりやすい場所･･･のハズなのに！迷ったな〜（お約束）。 年齢とともに方向音痴にさらに磨きがかかったような気がします。しか…

マタギ 矢口高雄 (ヤマケイ文庫)作者:矢口 高雄山と渓谷社Amazonおもしろい。 職業猟師である「マタギ」の三四郎を中心にした連作ですが、白土三平的残酷さを持ちながらも、吹雪の中そっと灯される小さな火のようなあたたかさも感じさせる･･･ マタギの荒々し…

サイコパス解剖学作者: 春日武彦,平山夢明出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2017/12/05メディア: 単行本（ソフトカバー）この商品を含むブログ (3件) を見るなにしろこの二人だからナニ話してるのか興味はありますよね。 しかもテーマが「サイコパス」。 けっ…

Vater und Sohn (Iris®-LEINEN mit Schmuckpraegung): Saemtliche Abenteuer作者: E. O. Plauen出版社/メーカー: Anaconda Verlag発売日: 2015/02/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る訳は『父さんと僕』でいいかな？戦前のドイツの…

猫にかまけて (講談社文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/04/15メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 106回この商品を含むブログ (38件) を見るそれでも猫は出かけていく作者: ハルノ宵子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/05/09メディ…

この表紙にシビレた。大きい犬 (torch comics)作者: スケラッコ出版社/メーカー: リイド社発売日: 2017/08/03メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る仕事帰りの電車で読むのにグー。ほんのり奇妙な味付けに、疲労が程よくほぐされる。 短編集…

「この世界の片隅に」ということになっていますが･･･ こちらもぜひ。ぼおるぺん古事記 (一)天の巻作者: こうの史代出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/05/27メディア: コミック購入: 17人 クリック: 326回この商品を含むブログ (51件) を見るすばらしい作…

ハワード･ホークス監督60年代のコメディ。 このポスターのイメージとちょっと違い（なんかエッチな感じしますよねーコレ。笑）、テンポのいい漫画みたいなコメディでした。熊がバイクに乗る、曲芸的なシーンが有名。 ちょっぴりエキセントリックな美女二人に…

アニメ化かあ･･･そうよねえ、R･フェニックス亡き今、実写よりアニメよねえ。 少女漫画とは思えぬハードボイルドロマンで、夢中で読みました。 （初期の絵は大友克洋にソックリですね。ファンなんでしょうか）当時のファンはそろそろ老眼なお年頃なので、大判…

早速。ミャンマーで尼になりました作者: 天野和公出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013/05/17メディア: コミックこの商品を含むブログ (9件) を見るおもしろかった。 今どきは“宗教女子”なんて珍しくもないだろうけど、単身ミャンマー暮らしには恐…

劇画・長谷川 伸シリーズ 沓掛時次郎 (イブニングコミックス)作者: 長谷川伸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るいや〜、最初はなんとなく泥臭いというか、大芝居っぽいものかな（なんせ時代もの劇画だ…

ハイウェイスター (アクション・コミックス―大友克洋傑作集)作者: 大友克洋出版社/メーカー: 双葉社発売日: 1981/07/18メディア: コミック購入: 5人 クリック: 44回この商品を含むブログ (31件) を見る大友克洋25歳の時の作品らしく（川本三郎が解説を書いて…

風雲児たち 幕末編 29巻作者: みなもと太郎出版社/メーカー: リイド社発売日: 2017/05/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る桜田門外の変からこっち、ものすごい血なまぐささだ。 明治維新とは、夥しい血が流れた残酷なものであったのだな…

説経 小栗判官 (ビームコミックス)作者: 近藤ようこ出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2014/12/25メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見る聞いたことはあるけれどハテどんな話だったか･･･と思いつつ、近藤ようこさんのマンガ…

神々の山嶺 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者: 夢枕獏,谷口ジロー出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/06/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る予想どおりの「やめられない系」おもしろさ･･･ 根が貧乏性なので、1巻ずつニビチビ楽しむの…

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち作者: 田中圭一出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/01/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る･･･職業柄、読まないワケにはいくまいと。 うん、それほど目新しいこと言ってるわけじゃないんだけど、…