an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

おもしろい。
職業猟師である「マタギ」の三四郎を中心にした連作ですが、白土三平的残酷さを持ちながらも、吹雪の中そっと灯される小さな火のようなあたたかさも感じさせる・・・
マタギの荒々しいリアリズム描写で物語はどんどんすすんでゆくのですが、徐々に生態系をからめた哲学的展開になっていくのですよ。そして衝撃的で謎めいたあの幕切れ。

三四郎、カッコいいなー。エロ女子に迫れても全然なびかないクールさもグー。
前髪長めで不敵な笑みが似合うビジュアル・・・(三四郎もいつも「フフフ・・・」って笑うしな!)

はっ、そういえば私、昔からそういう感じ好きだった!!
例えばこんな。