いやあ、「落下」の「解剖」なんていうから、てっきりキレッキレの科学捜査班とか心理学者とかが登場するハードボイルド謎解きミステリと思ったよね。
全然ちゃうやんか(内容予想がまるっきり外れる、これも映画鑑賞の楽しみの一つです)。
ではどういう物語かというと、じっくり時間をかけてアカン感じに煮詰まって進退窮まった夫婦の話。わりと地獄。
どのへんがノーリターンのポイントだったのかな。「その人だけの真実」が存在し、他人がそれを見極めて断罪することはできない・・・・・・なんてことを思いつつ。
あ、裁判シーンはキレッキレです。法廷シーンのある映画ってだいたいおもしろいですよね(私調べ)。