そこそこ長いこと映画を嗜んでいますが、クラシック名画でも観ていないものがたくさんあります・・・気が遠くなるほど。
スタインベック原作、J・フォード監督の本作もその一つ。
・・・イメージ的に労働闘争をガッツリ描いたものかと思っていたのですが(ま、そういう要素もあることはある)、ポンコツカーに大荷物と大家族を載せて西部へ向かう、わりにどたばたしたロードムービーの趣です。家族もそれぞれ個性的。
折々にハッとするような美しいショットがあり(大自然をバックに小さく人影があるような・・・)、そこはさすがにJ・フォードの貫禄。
おそらくこのラストは原作とは違うのかな・・・
鑑賞者に今後の展開を委ねるような終わり方でした。