an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

顔が、好きなんです。

はい、いよいよです。25日です。何が。
主演男優賞と助演男優賞はそれぞれダニエル・デイ=ルイス、ハビエル・バルデムが当確ということで(私がそう決めた)、今から大変楽しみです。
本日の映画ネタは、いい顔の、役者。心が躍ります。
これはもう考え出すとキリがないので、今生きてる人で、なるべく爺さんでなく、 今日の気分は・・・みたいなノリで選びましたので、 マジメに反論したりしないように。

◆ビリー・ボブ・ソーントン
まあハリウッドではことさら珍しくもないのでしょうが、大変な暴れん坊でゴシップまみれ、身体はタトゥーだらけ、4回も5回も結婚離婚を繰り返す、役者でなけりゃただのイカレたおっさんです。
・・・だがしかし。『チョコレート』(M・フォスター監督)を見よ。
『バーバー』(コーエン兄弟)を見よ。素晴らしく上手い。セクシー。
ハル・ベリーが『チョコレート』でアカデミー賞を取ったのは彼が相手役だったからだと思ってるし、小品『バーバー』も、彼でなければあんな立派な作品にはならなかったはず。

◆ベニチオ・デル・トロ
この風貌ですから、プッツン気質のキレキャラをふられがちなのですが、なんといってもS・ソダバーグ監督『トラフィック』のやさぐれメキシコ刑事。役作りのためかえらい肥えてましたが、それでもあのかっこよさです。痺れます。
そのソダバーグと組んで、今度はゲバラを演じるそうですが、どうでしょう・・・
どんなドラマよりもドラマティックなゲバラのあの風貌、生涯をどう演じるか、どう魅せるか。 健闘を祈ります。

張震(チャン・チェン)
・・・やっとマトモな男前登場。
皆さん韓流韓流と騒いでますが、台湾出身の彼のほうがず〜〜っと男前やないですか?納得いかん。
見るべきはまずエドワード・ヤン監督の『牯嶺街少年殺人事件』『カップルズ』ですが、最新作はあの韓国の奇才・キム・ギドク監督の『Breath』。期待できます。
・・・夫の浮気現場を目撃した女性と死刑囚との恋を描く・・・って
あいかわらずノーマルな恋愛モノをいっこも撮らない人ですねぇ。

(2008年2月15日記)