an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

ぼくは本屋のおやじさん

早川義夫というミュージシャンをご存じだろうか。
その昔ジャックスというバンドで活動しており、シンプルなラブソングを熱唱するタイプの歌い手で・・・・・・って実は私は彼の音楽のことを全然知らないのだ。
早川さんはバンド活動を早々に切り上げて以後、長らく本屋さんをやっておられた。 見た目は「あ、アルフィーのメンバーにこんな人いたかも・・・」という感じ。
が、その見かけによらず(笑)読書家で、また文章がとてもうまい人で、晶文社のロングセラー『ぼくは本屋のおやじさん』、エッセイ『たましいの場所』などで多くのファンを持つ。
私もこれらをおもしろく読んでいて、どんな人なのか興味をもっていたところへ、祇園のライブハウスでソロライブをするという耳寄りな情報が入った。ひょいと気軽に立ち寄れる場所だったこともあって、のぞいてみることに。
会場はこじんまりしていておおよそ満員のようだが30〜40人くらいだろうか。
アットホームな雰囲気の中、まろやかなピアノの音色と、それにそぐわないいかにも不器用な感じの歌声が響く。コロナビールを楽しみつつ、しばしそのロマンティックな歌詞に浸ってみる。

で、後日、このライブレポートが書かれているというので、彼のHPをのぞいたところ・・・
http://www15.ocn.ne.jp/~h440/diary103.html

11月10日付の「アンケートより」・・・・・・わあっ、こ、これ私じゃねえか!!!

ライブのアンケートなぞめったに書かぬ私だが、この日は周りのファンが裏面まで使って熱心に書き込んでいる様子に気圧されて、思いつきをテキトーに綴ったものだったのでビックリしたあ。いやまあ、気に入っていただけたのならよかったです、はい。

(2012年11月23日記)