an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

アカデミー賞雑感など

・・・地味でしたね。
おおっと、一言で終わってしまった(笑)。
大方の予想どおり、脚本を書く人たちの長期ストライキにより、あからさまな準備不足でショーとしては物足りなかった。
(↑授賞式は入念な台本によって進行するのであります)
・・・が、そうは言っても天下のスターが集う一大イベント、見所はたくさんありました。

◆(ハビエル・バルデムとご母堂)
受賞スピーチではスペイン語でママに熱く感謝のメッセージ。
そのハビエルママ、デコラティヴな指輪を親指以外の全部の指に嵌めており、しかもそれがサマになっている。(ドレスはシビラかな?)かっこいいぜ、セニョーラ。

何の用もないと思うのだが、デニス・ホッパーが神田うのを年増にしたような感じの奥方を連れて出席していた。「・・・やはり女王様チックな女が好きなのね。さすが期待にこたえる男」という思いと「全然意外性ないし」という冷ややかな思いが交錯する。

◆ひざまずいて“クイーン”ヘレン・ミレンからオスカーを受け取るダニエル・デイ=ルイス。大英帝国の威風が一瞬立ち上るような、美しいシーンでした。

オリジナル脚本賞に輝いたディアブロ・コディ。ものすごいスリットの入った豹柄のドレスにアニメなタトゥーというビッチな出で立ちで登場。
元ストリッパーであるとか。

◆(ケイト・ブランシェット)
今年のベスト・ドレッサーに推したい。ドリス・ヴァン・ノッテンのエスニック風パープルのドレスが良くお似合いです。こんな美しい妊婦は見たことないぞ。

◆以前からうっすらと思っていたのだけれど・・・ジョ○ー・デップ・・・あんたのフォーマル、ダサい。ざんばら髪とメガネと無精ひげスタイルにはもう飽きました。

◆マイ○ル・ムーア・・・特殊メイク並みに膨らんでいる。アゴがない。驚愕。

・・・だんだん大きなお世話な感じになってきましたので(笑)この辺で。
以上、アンポンタン的雑感をお送りしました。

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『悪霊』(祝・読了!)ショックのリハビリのため(?)最近は軽く読めそうなものばかり選んでいますが、それが大当たりだ。気が向いたらぜひ読んでみてください。

◆『ねにもつタイプ』岸本佐知子

ねにもつタイプ

ねにもつタイプ

・・・翻訳家の方はエッセイもうまい方が多いような気がする。(柴田元幸さんとか柳瀬尚紀さんとか青山南さんとか。村上春樹だってうまいし。心の黒い柳下毅一郎だって面白い) これは笑った。オトモダチになりたいなぁ(笑)。


◆『寝ながら学べる構造主義内田樹

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

うわあ。面白い。すらすら解る。
もしかしたら私にもレヴィ=ストロースが読めるかもー(それはどうかな・・・)。

(2008年3月5日記)