はい、今年も行ってきました、知恩寺の古本市。
この時期はたいてい好天に恵まれ、“わが青春の地”今出川から百万遍まで、いやはや懐かしいねえ、などと思いながらのてくてく散歩が心地よく、現場の縁日気分がまた楽しく、この地味ーなイベントに毎年万障繰り合わせて通っているのでございます。
今年のねらい目は・・・『田中清玄自伝』『箆棒な人々』等の奇人モノ。みすず書房の中井久夫モノ。富岡多恵子『釈迢空ノート』、H・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』、杉浦茂のマンガ・・・などなど。あったらいいな。
しかし。
これだけ山のように本があるというのに欲しい本がぜんっぜんないのは一体どういうこと〜?ってゆーか、毎年そう思ってるのに何故来るんだ、私(笑)。
・・・勝負する事およそ2時間、池田遙邨の画集¥800(安っ!)をめでたくゲットいたしました。なごむんですよね、この人の絵。
帰りは機嫌よく京大前からひょいとバスに。
11月の京都の夕刻の東大路通り、当然地獄のような大渋滞に巻き込まれ、20分もかからないところを1時間半もかけて京都駅に到着・・・
そういえば、去年もその前も同じことをしたような気がする。
こんな人生でいいのか。・・・たぶんよくない。
(2007年11月4日記)