an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

ぜんぶかわいい

寄る年波、記憶の断片がフト過ることが多くなってきましたyo。

なんか、オバQのキャラクターでかわいいのいたよな・・・赤ちゃんみたいな。

そう!この子!!(・・・・・・ネットって便利。思い出し速攻復元機!)

 

Q太郎の弟でO次郎だって。そういや「おーちゃん」って呼んでたような(微妙にオバQ世代でない)・・・・・・とか思ってたらこんな画像も拾ってしまったの(権利関係お手柔らかに)。

 

 

バケラッタ!かわいい!!アニメ版の声もかわいかった気がする!

「自分のことは自分で決める」ってセリフも最高。

もうなにもかもかわいい。

謎解きを楽しむ-『TAR』を観る

ほえ?・・・って声が出そうになったよね、この映画のラスト・シークエンス。

ほら、あれだ。同じ音楽映画『セッション』みたいな感じの。皮肉で強烈な肩透かし。(感動のあまり)目が離せないラスト15分!!・・・みたいな触れ込みでしたよね、宣伝では。

レナード・バーンスタインに師事し、世界的な指揮者という設定のリディア・ター(マッチーは“タール”って発音してたな)。主演はケイト・ブランシェット、そらもうオーケストラの孤高の権力者、一人の女性としての苦悩、栄光と挫折、光と影を描いた感動巨編、ラストはマーラーの怒涛の演奏(何番か知らんけど)でキマリね、とか思うじゃないスか。

いやまったく一筋縄ではいかなかった。1回観ただけではこの作品の数々の“仕掛け”に気付かず、ポカーンってなると思う。私みたいに。

そういう意味では試される(何を?)一作であるといえましょう。

少し間をおいてじわじわ「・・・なかなかおもしろい映画だったな」と思ってしまう、そんな作品でもある。

U-zhaan ✕ 新井孝弘『北インド古典音楽ライブ』2024

今年も行ってきたのだ!

 

前回の記事で「ビール、ビール!」と(ココロの中で)喚いていた私はぬかりなく缶ビールを持ち込み、ほろ酔いで至福の時を過ごしたのであった・・・・・・

いや~、本当に、京都の片隅でささやかに行われたライブだったけど、プロフェッショナルの凄みを感じました。

 

あんまり儲からないとおもうけど、来年もぜひ来てください。

yoneyumi0919.hatenablog.com

本日読了

 

「ムツゴロウさんはヤバい」ということを知ったのは吉田豪のインタビュー記事を読んでから。幼少期は動物王国を楽しみに見ていたクチで、TVの中でムツゴロウさんは満面の笑みで犬と戯れ、裸馬を乗りこなし、野生動物ににじり寄り(たまに動物から怒られが発生)、孫たちにキラキラネームを付ける、天真爛漫で浮世離れしたおじさん、と長らく思っていたのだ。

そのムツゴロウさんが、雀鬼であることをまだ知らない人もいたりして。

山谷で3日も4日も寝ないで卓を囲んでいたなんてところを読むと、麻雀放浪記じゃん!阿佐田哲也とタメはれる!!(・・・と興奮するわけですが、本家・阿佐田哲也はさらに大人(と書いてタイジン)。本書でご確認ください)

擦り切れた神経と血走った目で何日も寝ずに延々と勝負ごとに耽溺する男たち。手持ちがすっからかんになったら土地建物の権利書とか持ち出すのよ(麻雀放浪記にもそんな場面あったような)。脳内からヤバい汁が出ているとしか思えない。

そんなムツゴロウさんのもう一つの顔をぜひお楽しみください。著名人がたくさん登場するのも楽しいよ。

牌がいっぱい出てきて解説も全然わからんけど大丈夫!

運は化物であり、得体のしれないものである。理解することなどできっこない代物でもあるが、どこか人なつっこい正直なところがあって、頭をなでてやっていると、甘えてしなだれかかってくれたりする。

まるで、大きな象みたいにかわいい生き物でもある。

ムツゴロウさんならではの説得力。

負ける気がしない-『ヴァチカンのエクソシスト』を観る

こ、この悪魔は強すぎる。もしかして殉教か!・・・とはらはらしたけど(初代エクソシスト参照)そこは心配無用なのだった。

なにしろこんな司祭だもの。↓

 

80年代設定だから、「おっとそいつは俺の仕事じゃない。精神疾患だ。医者を呼べ」的な場面があってなんとなくさすがだな、と思ったよ。クールな現代。ちょっと度が過ぎた自傷行為くらいでは憑依にあらず、悪魔は超常現象を起こすのだ!

・・・というわけで、B級ホラーなんだけどわくわくしながら鑑賞しました。

この感じは続編があるかもしれませんね。

 

「悪魔祓い」は興味深い。長い歴史と文化があるのです。

yoneyumi0919.hatenablog.com

むしろ終盤がみどころ-『エゴイスト』を観る

鈴木亮平主演でゲイを演じるとなればゆるふわBLでなくてリアルに攻めてくるんだろうな、とは誰しも思うところですが。

・・・うん、やっぱりさすがだわ。かつて変態仮面を完璧に演じた彼に死角はない(←違)。

宮沢氷魚くん(やっぱ父ちゃんに似てるぜ)とのラブなシーンが話題になっていたけれど、むしろ彼が退場してからのシーンに引き付けられました。どんなに大切な存在だったか胸に迫ってくる。

一緒にいたい、力になりたい。そう思うならそれはもう「愛」でいいやないですか、と言ってあげたいな。