an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

若手棋士育成の場である奨励会が「修羅場」である、ということはうっすら知っていて(いろいろ本読んだ。将棋はわからんけど棋士には興味あり)、しかも著者は若くして舌ガンで亡くなった方と知り、思わず手に取った。
年齢制限による奨励会退会、目標を失っての迷走、そして大病・・・次々と不運に見舞われる著者だが、将棋が彼の人生にしっかりと根を下ろしていて、前に進ませる。たいしたもんだ、と仰ぎ見てしまう。

・・・それにしても、この若さで亡くなるのはやりきれないなあ。