最近楽しんだ映画2本ばかりを一言コメントで。
◆『ハンナ・アーレント』マルガレーテ・フォン・トロッタ監督
この渋い作品が岩波ホールを連日満席にしているという。
かの有名なアイヒマン裁判に関わった哲学者ハンナ・アーレントの思考の軌跡と葛藤がメインテーマと聞けば、高尚でお堅い作品を想像するところだ。
が、主演のバルバラ・スコヴァが抜群にかっこいい上(ドイツ語なまりの英語!タバコの吸い方!)、余計な感傷を排し立場の違いを明確にして、わりにわかりやすい形で哲学的諸問題を提示するスタイルがよかったなと思う。
アーレントという人をもっともっと知りたくなる映画だ。
◆『ゼロ・グラビティ』アルフォンソ・キュアロン監督
はい、楽しみなあまり公開初日に観に行きました。
うわああああああ!と脳内絶叫すること数回、「2200円で宇宙に行ける」というネット上で拾った言葉は大げさでない。そしてJ・クルーニーは「史上最高の上司」、もうけ役。
(2013年12月27日記)
追記:クリスマスシーズンにこんな映画を観に行ってしまう自分に乾杯・・・ (あるいは合掌)
(2014年 於:京都文化博物館)
メリィ・クリスマス!