an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

『ニッポンの猫』岩合光昭

ニッポンの猫 (新潮文庫)

ニッポンの猫 (新潮文庫)

犬猫がたまらなく好きだ。人間より好きかもしれん。
以前は猫が苦手だったのですが、ある日我が家にやってきた猫たちにころりと参ってしまった。(チロにころりとやられたアラーキーの如く)今では道ゆくノラにも心ときめく。
サバンナの野生動物や極寒の地のシロクマなど、スケールのでかい動物写真が有名な岩合さんですが、出発点は猫の写真だったそうです。思い入れも強いみたい。犬にくらべてフォトジェニックな猫は、古い海辺の町やお寺や、さびれた商店街でさえとても絵になる。時には詩にもなる。
もうこれしかないでしょ!っていうアングルと表情をとらえるプロの技、怠惰にくつろぐ猫たちの至福の瞬間。・・・痺れます。

文庫サイズが出まして、いつでもどこでも手軽に持ち運べるようになりました。
「うくくくく・・・かわいい・・・。」などと町田康チックにつぶやきつつ、日日是好日
(2006.3.17記)


>追記
先日ついに岩合さんの猫写真展に行ってきまして、若い娘どもをかき分け絵はがきを
3枚も買っちゃった♪かわええ。

ニッポンの犬 (新潮文庫)

ニッポンの犬 (新潮文庫)