an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

『Who Wants a Cheap Rhinoceros 』Shel Silverstein

Who Wants a Cheap Rhinoceros?

Who Wants a Cheap Rhinoceros?

シェル・シルヴァスタインといえば『ぼくを探しに』ですが、有名すぎて若干手垢がついてるので、こちらをセレクトしてみました。
まず、ネコとかクマとかウサギとか愛くるしい動物ではなく、サイを主人公にもってきたところが新鮮です。このサイ、イタズラ好きの困ったちゃんなのですが、坊や(飼い主・・・?)に叱られるとすぐナミダぐんだりして実にカワイイ奴なのです。
シンプルな線で余白を生かしたシルヴァスタインの絵のタッチは大変心なごみます。アメリカン・ユーモアもたっぷり。
ストーリーを追うのではなく、ヒトコマの絵で楽しませてくれる素敵な絵本ですので、画面いっぱいに情報がつまりまくっているような最近の漫画にうんざりしている方、ぜひ手に取ってください。
英語版のほうが廉価でおすすめです。
(2006.2.15記)


>追記
これも好き。手元においておきたい一冊。

続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い

続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い