an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

なんで今?

・・・と思いつつ、

 

 

ドラマ版も解説版も見てもうた。おもしろかった。昭和史には黒い謎が多い。

私は“清張:黒いシリーズ”ではなく、こちらから入ったのですが。

この本はすごくおもしろかったけど、「・・・このようにあらゆる陰謀が考えられるが、決め手がないな」的な結末だったような気が(太古の記憶)。その後新たな事実が判明したのだな(というか、公にしても消されない時代にようやくなったということか)。

“なんやら機関”ってのもこの本で初めて知った。こ、児玉誉士夫も登場!? アメリカとソ連の二重スパイ!?

意図せずして壮大なサスペンスとドラマを生んだ時代・・・・・・・などと思っていた私に、(ドラマ版検事役の)森山未來のセリフは重く響きました。