映画からの後追いで『スラムダンク』に熱中しているとはいえ、だ。
バスケットの日本代表がどんな感じなのかは気にも留めていなかった。いやぁ・・・やっぱりバスケットは、ねえ。体の大きな外国人選手には到底・・・みたいに思ってたのよ。ところがどうでしょう。
パリ・オリンピックに出場するそうじゃないか!なんとめでたい!!
サッカーや陸上のような世界的に注目される競技でも勝負できる人がどんどん登場し、いやはや時代が変わったな・・・・・・と遠い目をする五十路の晩夏。
フト自らを振り返ると、体育会系スピリッツが皆無であるにもかかわらずナゼか中学・高校・大学と運動部に所属していたわたくし。身体を動かすのが楽しいという感覚があったし、そこそこできるようにはなるのよね。だが勝てなかった。試合には全然勝てなかったな。へばってくるとどうでもよくなります勝ち負けなんか。上手くはなりたかったけど、強くならんでもよかった。(どっちにもなれんかったけどさ)
身体能力が優れていて努力を惜しまないのは言うまでもなく、そしてそういう人はけっこうたくさんいるのだけど、スポーツマンとアスリートを分けるのはどんだけ負けず嫌いか、ってことではないでしょうか。
『スラムダンク』のこの感じ、この感じね。↓ ↓
「俺が一番だ」「お前には負けない」という攻撃的エネルギー、格上の相手ですら怯ませるような迫力なんてのは、どちらかというと今までの日本人が持ちにくい要素だったような気がする。そういう意味でも・・・・・・時代は変わった。
いいじゃん別に負けたってさあ、っていう私みたいな人間ばかりだと世の中は耐え難く退屈なことだろう。世の負けず嫌いよ、どんどんアスリートになってくれ。