なんや若い女性監督が撮ったらしいやないですか・・・すっごい才能だな。
開拓者、漂流者、ノマド・・・というとなんとなく今っぽいしアメリカの伝統っぽいしかっこよさそう・・・的なゆるいイメージを持っていたわけですが・・・
いや~、打ちのめされますね、これは。
経済の大きな変動で街一つが突然消滅して生活を場を失って、季節労働をしながらボロキャンピングカーで生きる高齢者、ですよ。ちょっと想像を越えてました。
恐ろしく広大で息をのむような景色に圧倒される作品でもありました。
マッチーが「この映画はスクリーンで観ないとまったく意味がない!」と言っていたのも道理。
身一つで、最後は自然に飲み込まれて土に還る・・・これははたして絶望か希望か。