an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

Paradise にしひがし

イギリスの若いバンドColdplay 『Paradise』と、日本音楽界の重鎮 細野晴臣『はらいそ』・・・東西二つのパラダイスを並べてみました。


欧米・・・ことにヨーロッパではポップス音楽でも、時に荘厳ともいえるようなスケールの大きなものがあって、この曲なんかも(驚異の映像美、映画『ライフ・オブ・パイ』のイメージ・ソング)垂れ込めた雲の間から降り注ぐ陽の光のような印象を受けます。
彼らは“神の視線”みたいなものをイメージしやすい人たちなんだろうか、と。


          



一方で我らが細野さんのパラダイスは、ひょいと船に乗ったら、そっと手を伸ばしたら届きそうな、身近で小さな幸福。
そしてまた、「海の向こうにパラダイスがある」というのは、沖縄のニライカナイやパイパティローマ、さらには和歌山の補陀落信仰なんかも思い浮かべるわけです。


          



イギリスと日本、同じ島国ですが視線が垂直(天から地へ)なのと
水平(海の向こう)なのと・・・同じ“パラダイス”でもずいぶん違うもんですね。
・・・なあんて小理屈はともかく、両方いい曲だよな〜!