an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

香港へ

2月末の一番安い時期をねらって行ってまいりました。
気温はなんと27℃(夏ですな・・・)、どんよりと雨を含んだ空の下、湿度は80%くらいあったんじゃなかろうか。
この尋常でない湿気を厭う方は多いようですが、私などはむしろ心地よく思うくらい。ぬるい水分を多く含んだ空気は、コンタクトレンズで乾きがちな目と冬の乾燥に疲労した肌に、しっとりとやさしい。
ほのかに漂う香辛料の香りに、ああ異国にやってきたと心が逸ります、躍ります。

・・・さて、香港といえば皆様どんなイメージをお持ちでしょう。


香港映画?(どっちも最高!)

それともグルメ天国?(食べ物の写真はこれのみ。・・・不覚)


      


以前は「買い物と美食が趣味の有閑マダムが行くところでは」というイメージを持っていました。そういう派手で贅沢な都市、という一面もありましょうが、一歩路地を踏み込めばそこはアジア的混沌と活気に溢れています。このなんでもあり的な雑然とした感じがたまらなく魅力的。


      
   

      
      


今にも崩れ落ちてきそうな薄汚い高層ビルと夥しい数のケバい看板が連なる目抜き通りを、さまざまな肌の色、衣装の人たちが大音響で会話しながら闊歩する。同じ「アジア」のご近所さんでありながら、万事おとなしげで品のいい日本とのこの違い!



      


      


香港は2度目なのですが、なんという面白いところであろうかという印象を改めて持ちました。

・・・あいにくの小雨模様、けぶって見える夜景は絵ハガキ的きらびやかさには欠けますが、現場に立って見る景色はやはり格別でした。
(う〜ん、私の腕ではこれが限界やなあ・・
写真をクリックしていただくと、もうちょっとだけキレイに見えるようですが)


      


      



(2010年3月5日記)