an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

魅惑のつぎはぎ

小西康陽のコラム『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』をチラチラ眺めておりましたら、お気に入りレコードジャケットを取り上げるコーナーがありましてね。さすが名だたるレコード・ジャンキーによるセレクト、初めて見るものばかりだったのですが(知ってたのは「原子心母」くらい)ポップでキュートなものばかり。あれこれ選んだり、それについて話すのがとても楽しそうで(音楽に全っ然詳しくない私ですが)ついついやってみたくなったのでございます。改めて数少ない私のコレクションから「おおっ、このジャケットいかす!!」と思いつつ買ったものを並べてみましたら、なんかあからさまに好みの傾向が。

まずは・・・毎回ジャケットが凝っていることで定評があるローリング・ストーンズ。タイトルも最高、Exile on Main St. 「メイン・ストリートのならず者」

      

並べてみるとストーンズへのオマージュに見えなくもありません。
U2「Achtung Baby」

      

・・・そうなんですよ。
写真とか絵をつぎはぎ、切り貼りして一見ごちゃごちゃしているのにスタイリッシュ、というのがすごく好きなんです。
魅惑のつぎはぎ・・・はい、Collageと言えってカンジですね(笑)。

このセピア調がたまらない。至福のベルベットボイスによるR&B、 Neville Brothers 「Family Groove」

      

スイートなギターの音色をあなたに。 Pat Metheny 「Secret Story」
 
      

・・・このかっこいい欧米の方々にタメをはれるつぎはぎ(←しつこい・・・)といえば・・・
これなんかどうだろう。クレイジー・ケンバンド。
どっからみても「そのスジの方」っぽい横山さんですが、
実はサービス精神旺盛なエンターティナーです。ライブ楽しいです。

      

いやいやこちらはどうだ。
音楽を作った人もジャケットを作った人も日常的に宇宙と交信中。細野晴臣「はらいそ」

      

・・いや。最強はやはりこれだ!(CDジャケットじゃないけど!)

      


<おまけ>・・・こういうのもたまんないです。

      


以上、つぎはぎと切り貼りの魅力(?)をお届けいたしました。


(2008年12月1日記)