an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

『ロング・ブラック・ヴェイル』チーフタンズ

ロング・ブラック・ヴェイル

ロング・ブラック・ヴェイル

ずいぶん前、東京Bunkamuraまで日帰りでライブに行ったことがあります。
(帰りは深夜バス。若かったねぇ)
アイルランド・フォークの宝、チーフタンズ
ダブリンのパブからそのまま来ちゃった〜みたいな、愛嬌のある素敵なお爺さん達です。いっつもビール飲みながらご機嫌で演奏しているのでしょう。こういう生活に密着した音楽文化があるのはうらやましいです。 

さて、このアルバムは職人ぶりを大いに発揮して盛りだくさんのゲストにぴったりのいい曲を歌わせ、聴き応えたっぷりです。
スティングは勇壮な曲をゲール語で歌い、シンニード・オコナーののびやかな声は悲恋を力強く響かせ、ライ・クーダーのギターの音色は艶っぽく美しい。
そして、アルバム・タイトルでもあるミック・ジャガーの歌がすばらしく、ボーカリストとしての底力をみせてくれます。

・・・いつかどこかで聞いた、郷愁をかきたてられるこのメロディー。
たくさんの人に聞いてもらってどの曲が好きか教えて欲しいな。
(2006.1.17記)


>追記
メンバーが何人かお亡くなりになったりして、やや寂しげです。
(ライブではメンバー同士のコントみたいなMCが楽しかったので)
日本にはよく来られており、元ちとせさんとのセッションがよかったなあ。
こちらのアルバムもおすすめ!

『Bells of Dublin』
『Another Country』