で、メインイベントの「茶目子の一日」長尺バージョン、しかもふちがみとふなととエットの演奏付きです。
20年代とか30年代とか、とにかく戦前のアニメーション映画です。なんか当時一大「茶目子ブーム」的なものがあったらしく、特に音楽が人気で何度もカバーバージョンが出たらしい。
それで、もちろんスタッフは心血注いで作ったであろう作品を、こちらも目いっぱいの眼力気合で観るわけ。ですが・・・・・・なんか力抜ける(笑。
意図せずして全編にみなぎる「テキトー感」。ゆるい。
茶目子の体のバランスが全体的になんか妙だし、腰からびよ~んと伸びたり縮んだりする。昔のコドモ版にありがちな、「なんにでも目鼻を付ける法則」まんま、太陽とか炊飯器とか自動車とかがニヤニヤしたりしている。そこに小粋でユーモラスな演奏とナレーション。
なにこれ。
たまらん。
おもしろい。
最高。
戦前のディズニーアニメはすでに色気で溢れていたわけですが、日本アニメはシュールを先取りしていた。甲乙つけ難し。
「スクリーンで、生演奏で」観るのが至福、ということを再確認した今回のイベント。ええいっ、載せてしまえっ。
(後方、茶色ですましているのがワタクシ)
次回は、西陣で。