はぁ・・・読んでしまった。これでまた新作まで待たないかん・・・
今回は競売物件占有屋処理から始まり金塊強奪偽装事件に踏み込んで半グレ、半堅気、極道相手に大暴れ。よく食べよく動く恐妻家の伊達さんと、もはや失うものは何もない満身創痍の堀内さんコンビは相性抜群、刑事をやめてからのはじけっぷりがすごいです。疫病神・桑原さんにどんどん近づいてるよ(笑)。
しかしただ暴れん坊なだけじゃなくて計算高いし悪知恵働くし(←デカ仕込み)、私なんかからしたら目の覚めるような「途方もないおっさんたち」です。
現代は目まぐるしく犯罪の質も変容してゆく。全然正義の味方じゃないのに、なにこの爽快感。ラストのゲンティンカジノでは鳴かず飛ばずなのがご愛敬でした。
映画か連続ドラマにしたらいいのにと思うけど、この最高にガラ悪い関西弁をこなす役者をそろえるのが大変だな。