・・・いくつになっても“手ごわいものに挑戦する心意気”をもっていたいと思うのである。生きる伝説、ゴダール88歳の新作。
ポスターも予告も恐るべきかっこよさ、たとえわけわからんかったとしても、なにがしかの刺激はもらえそう・・・といそいそと出町座へ。
実は初めてなんだよねー。あ~このミニシアターのイマドキな感じ。こういうとこで働かせてもらえないかなー。中年お断りかなー。
で、肝心の本作ですが。
はは、やっぱりたいそう手ごわいシロモノであった。
ハッとなるような鮮やかな映像や言葉に一瞬心を掴まれるものの、終盤のアラブ物語あたりになると、少しずつ集中力が緩み意識は薄れ睡魔的なものに襲われ・・・でもラストはかっこよかったよ、うん!
しかしこれは勝ち負けで言うと負けだな(笑)。
名画や文学の夥しい断片からなる本作ですが、もう少し基礎的な教養があれば楽しみ倍増だっただろう。今後の私に期待したい(←?)。