いや~、なんとなくは感じてたけど、平成って思っていた以上にひどい時代みたいじゃないですか(笑)。
複雑な世界をその複雑さ込みで高い解像度で記述するというのは、なかなかたいした仕事なんです。ほんとうに。そういうものを読むことはある種の高揚感をもたらします。それは、複雑にみえる世界が実はとても単純なものだったという「心安らぐお話」を聴かされてほっとするときの安堵感とは異質のものなのです。
なんだかよくわかんないけど気持ちが昂る・・・うん、私にも覚えがあるよ。
いろんな視点から書かれたものですが、私はやっぱり小田嶋隆さんと鷲田清一さんのが好きでした(お二人のファンです・・・)。
だんだん眉間にシワが寄ってくる読み物ですが、このままではいかん、しかしどうしたら・・・と思わず身もだえしてしまうのは内田先生の思うつぼでありましょうか。