an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

数学をめぐる物語

「算数」時代から苦手だ。高校からはちんぷんかんぷん。なので「数学にかかわる人」には憧憬とか畏敬のようなものを感じている。


ラマヌジャンのことはどこかで読んで名前だけは知っていたが、「インドの天才的な数学者で、若くして亡くなった人」くらいのイメージしかもっていなかった。
デヴ・パテル好演。(あぁ〜ラマヌジャンかわいそう!守ってあげたい!とか思ってしまう)J・アイアンズは言うまでもないね。トリニティカレッジの反骨の学者さんがピッタリすぎてたまらん。この二人の関係がいろんな意味で対照的で、つかず離れずでいいのだな〜。
ロマンティックで美しい場面もあり、とても好きな作品です。



60年代にNASAで活躍していた黒人女性たち。そんな女性陣の存在はまったく知らなかったなぁ・・・
宇多丸氏の評(この評はよかった)のように、「日常的な差別」をさらっと描いていているのにハッ!となる。こういう表現方法があったのかと。
事実としても興味深いし、三人の女優陣がこれまたすばらしいアンサンブルをみせてくれました。
音楽もよかった!ファレル・ウィリアムズのサントラ欲しいかも!
これももう1回観たいくらいのいい映画でした。