an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

漂うままに島に着き

漂うままに島に着き

人気のある方ですが、私は初めて(どちらかというとナンダローさんのほうに興味があった)。
大病を克服しての単身小豆島移住・・・なかなかにハードですよねえ(ま、狩猟だの屠畜だのを記録・実践している人なのでファンは承知だろうけれども)。

這う這うの体で東京を逃れ島へ。いい縁に導かれての家さがしはワクワクするし(平野甲賀氏と知り合いだったのかー。しかも同じ島住み・・・)、ヤギのカヨとそれは楽しそうに暮らされているのだけど、あとがきでは何やら苦いトラブルもあったようで、やっぱ未知の土地で生きていくのは一筋縄じゃいきませんなあ。

なんにせよ、同世代の中年女性が「新しいことを始める」、これだけで心が弾んだ一冊でした。