an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

・・・少々気恥ずかしいが、私は『プロジェクトX』『プロフェッショナル』的な話によわい。現場でがんばる人が好きなのである(自分ができないからだと思う)。
まあそれで、時々こういう本を手に取る。
著者は市議会議員に落選して無職になったが、ひょんなつながりで「移動スーパー事業」を立ち上げることに。
私が小学生の頃は軽トラで来る八百屋さんみたいなのとか、ドラッグストア的な商品を並べたミニバスが時々来ていたけど(田舎です)、今はあんまり見かけない。

著者の現場での悪戦苦闘ぶりと生真面目な努力、どんどんうまく展開していく事業、ホントに気持ちよく読める一作です。
終盤は、仕事とは何か、世の中の仕組みをどう変えるか、というような話になっていくのですが、「政治家は、本当の意味で、とても働いているとは言えない、というのが現実なのです。」という辛辣な言葉も、著者だからこその力があります。痛快。

大津市の坂本でとくし丸を見つけたぞ!やってるなあ!