an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

2012年 新春

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

いくつになっても心弾むのはお正月のご馳走。
小さい頃は料理上手な父方の祖母が手の込んだ美しいおせち料理を作り、家族でその重箱を受取りに行くのが大晦日の楽しみだった。だが、普段食べなれない食材を京風の薄味で仕上げた料理の数々は残念ながらハンバーグが大好きな子供向きではなく、毎年ちょいと箸でつつく程度で後はお餅でお腹をふくらませてしまう。
・・・今思えば実にもったいないことをしたものだ。
そういうこともあって、今年は甥っ子たちが来るし、手間隙がかかるわりにそれほど喜んで食べてもらえないおせちは少しにして簡単なオードブルとお雑煮で済ませ、夜はホテルでのスペシャル・バイキングにしようぜ、わ〜い!ということに相成った。
洒落た高層ホテルだし、夜景の一つも見ながらの夢のゴージャス・ディナーを期待したのだが、通されたのは披露宴で使われるような、窓なしステージ付きの大広間。特設されたビュッフェに我先にと群がるハングリーな人々、走り回るチビども、大音響で話すおじさんたち・・・
なにこのステキな場末の宴会感(笑)。
そしてなんと!
このディナーには「池乃めだかパンチみつおショー」なるものが付いていたのである!!(まさにショーが始まるそのときまで知らなかった我々って一体・・・)

                     


私は関西人だがお笑いに疎い。パンチみつお・・・?と首を傾げていたら、妹が「♪建〜てて建てて、家建てて〜♪」と京滋の人間ならば全員知っている「オウミ住宅」のCMソングをボソボソと歌いだした。その曲に合わせて軽快かつ珍妙なステップを踏むパンチさんに、飲み放題ですっかり出来上がった観客は大喜び、やんやの喝采であった。
そしてめだか師匠はホントに小さくて、なんだかもうそこにいるだけで可笑しい。何をしゃべってもこちらもやんやの喝采だ。
・・・まあいろいろと予想外だったとはいえ、なかなかいい初笑いでございました。


翌日は正月恒例、家族ボウリング。
2ゲーム目で150超えというスコアをたたき出したのに1位になれないとは・・・!       

      


意外なところでハイレベルな一面を見せる我が一族でありました(笑)。


(2012年1月6日記)