・・・難しい、と思います。自分のしんどさを他者へ伝える。ましてや鑑賞に堪えうる「作品」として。さらけ出す、ぶちまけるだけでは人の心は動かない。かといって下手に技巧に走ってしまえば一番伝えたいはずの「切迫さ」から遠のいていく。
「心が折れる」などという言い回しが日常的に使われる昨今、自身のしんどさ(あるいは家族のしんどさ)を描くものに溢れており、いいのか悪いのかはさておき職業柄なんとなく気にはしている。それで、最近「あっ」と思ったのがこちら。
なにい、相原コージ?!かってにシロクマの?!
驚いた。・・・けど、読んでみて思った。どうやらホルモンバランスが乱れまくる、ことによっては命が危険な「更年期」は男女問わずあるようだな。男は女よりちょっと遅い時期かな、と。そう、先崎さんの本を読んだ時も思ったのよ。
まあでも、生きててよかったよ。
そしてまたおなじみツイッターで拾ったのだけど、こういううつ病表現は初めてで、新鮮だった。なんかの商業企画みたいなんだけど、とてもそんな風じゃない。・・・いいと思います。ラストでかかる歌は大貫妙子に似てますね。