原作読んでないんですけど。そこは情報溢れる昨今でありますので、「桜木花道なる不良と思しき男子が思いがけずバスケ部で活躍するお話」くらいなことは知っていた。
昭和の時代からスポーツものはほとんどスルーしてきたワタクシのサブカル判別アンテナが何故かキャッチしたね。「これは絶対好きなヤツ」。
それでね。ヒーローであるはずの破天荒で天才肌の桜木花道が主役じゃないんですよ、この作品。そこがスバラシイ(笑。 文字通り花のある男を敢えて脇にした。
チームプレイスポーツなのにお互いにイラッとしているのがおもしろいし、強力なリーダーが引っぱるわけではなく、それぞれの個性を活かすこのカンジ、すごくいいですね。なにより「正々堂々と勝負を挑む、力の限り戦う」というのが今の時代、とても胸に響きます。負けることが時に大きな力になることも。
この予告編もイマドキの「イイトコ全部見せちゃいます」とはまったく違ってセンスが光りますね。いい。
ロングラン上映中です。これを逃すな!