an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

赤目 (小学館文庫)

赤目 (小学館文庫)

・・・なんかもう、あきれるくらい残酷な物語でね。
現代ではもう表現できないような荒々しい線で、シンプルな筋をぐいぐい引っ張って読ませるその迫力はただ事ではありません。

ただ、「復讐」を描き切って「その先の何か」がもう少し感じられたらなあ・・・と思ってしまうのは世代のギャップか私の甘さ故か。

白土三平、この人のことはもっと知りたい。
(・・・が、四方田犬彦はちょっとなあ。笑)