an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

おもしろい。
筒井康隆の短編みたいな、シニカルでブラックなSF短編でした。
SFって、こんなふうにシンプルに描かれたもののほうが思いがけずハッと心を揺るがすし、怖さも後を引きます。説明(描写)が少ないほうがいいわけですね。
藤子Fさんは「偶然」と「時間」にインスパイアされていた様子だけど、現代社会問題に通ずるものもいくつかあって(40年以上前の作品なのですが)、唸りました。他の作品も読みたい。