ミスター『食肉の帝王』、『サカナとヤクザ』の対談本となれば素通りはできない(←そうか?)。さらさらっと読めてしまうし、ほおお、そうだったのか・・・という楽しさ(←そうか?)に満ちた本です。
食肉や高級魚介類、一時の流行りもの食品(タピオカだよ、ヤクザとタピオカ!)に胡乱な人々が群がるのはさもありなん、と思うところだが。
「食肉やサカナ以外にヤクザが絡んでいる食品って、何かありますかね」
「米はどうか。ありえないか。」
「実家が農業というヤクザはたくさんいますけどね。実家がブドウやナシを作っているとか。」
「だけど、ヤクザとして農業には食い込んでいない。」
「農協という“ヤクザ”がいますからね(笑)。上納金も納めさせるし。」
・・・って箇所で思わずハハッと笑ってしまった。