百万の神々がこの地に集う11月は「神在月」、
駆け足ながら出雲・松江をまわってきました。
なにやらありがたき波上の玉を迎え入れたり、ウサ子を優しく見下ろしたりなさっているのは祭神の大國主大神。
実際に見てみると、巨大すぎてシュールです。
松江城。姫路城や大阪城のような壮麗さはありませんが、「質実剛健」とか「謹厳実直」とかいった言葉が浮かぶたたずまいでございます。
松江といえば小泉八雲。彼の怪談を子供のころたくさん読みました。
恐い、というより宮沢賢治のようなフシギな感じの話が多かったように思います。
小さいけれど手入れが行き届いた品のあるお庭と、脚の長い机が印象的でした。
・・・そしてぬかりなく出雲そばと
あつあつ蒸し寿司を食し、
魅惑の山陰を後にしたのでした。
悠々とした古代の息吹が感じられるような、予想以上に魅力的なところだったので、今度はゆっくりまわってみたいなあ。
(2010年11月4日記)