an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

待ってました!

浪曲のなんたるかも知らないまま、聴きたいなあ、でも関西になかなか来ていただけないなあと長らく悶々としていましたが、なんということでしょう。

 

 

ようこそ京都へ。

佛光寺の慶讃法会で浪曲師の玉川奈々福さんの口演があったのだった。

 

 

実は浄土真宗も法会のなんたるかも知らないのであったが、いいじゃねえか細けえことは・・・などと嘯きつつ。

いつ頃だったか、大手出版社の編集者だった人が浪曲師になったと中野翠のコラムで知り(なかなかの変わり種・・・いやいや)、お人柄も芸もたいへんに魅力的だという、それが奈々福さん。新緑のさわやかな色合いの着物でキリッとしたたたずまい。三味線の掛け合い、張りのあるお声。なんてすてき。

親鸞聖人さまの悩み多き青春時代の1ページを堪能いたしました。

 

近頃は落語ブームと聞いているし、講談の神田伯山も大人気だし、弁士さんも精力的に活動しているし、伝統芸能の底力を感じるわ。

そして浄土真宗の読経は節回しが独特でなんとなくトリップ感がありますね。(知恩院のオールナイト声明はすごいだろうな。何宗か知らんけど。笑)

 

短い人生、これからも知らない世界に(恐る恐る)飛び込んでいきたい所存です。