ああそうか、とうとう・・・
たいへんな病と闘っておられることをネット上で時折目にしていたし、回復を願ってはいたけれど。
ツイッターでは彼を偲ぶ言葉が絶えなくて、すごく愛されていた人なんだなあと感じ入っております。デジタル並みに乱れないリズムを刻むクールなドラム、アールデコと釣りを愛する粋人、神経症的に繊細なメロディ、YMO随一のおしゃれ番長。繰り返し伝えられるエピソードの通りの人だったのだな。70歳はやっぱり若い。
1回だけ彼のソロライブに行ったことがあるのだけど(桐島かれんを連れてきていたから、ミカ(かれん)バンド直後かな)、地方都市ということもあってか満席ではなかった。YMOの中でも一番メロディアスで親しみやすい曲を作る人でしたけどね。唯一「歌える」人でもありましたし。
YMOファンの中でも細野派(エキゾティック、または宇宙人的)、坂本派(クラシカル、もしくは品のいいアヴァンギャルド)、ユキヒロ派(歌謡曲並みにメロディアス、さらにはロマンティック)があったと思うのですが、わたくしはなんとなく坂本派でした。ははは、中二かよ。
・・・とはいえ、振り返ってみると好きな曲はユキヒロ産が多いのだった。
たとえばこの曲。
メタファイブのアルバムに入っていても違和感ないよな。
すばらしい音楽をたくさんありがとうございました。
忘れません。