はは。インドの魅力って・・・(タイトルにもうちょっと工夫・・・いいけど)
石濱匡雄(シタール奏者)&Uーzhaan(タブラ奏者)のライブに行ってきました。
ものものしい緊急事態宣言もめでたく解除の快晴の休日、美しいびわ湖ホールへ。
インドのメジャーな楽器シタールは、1本弦を弾けばアラ不思議、それだけでカレー風味の曲一丁上がり・・・なんてわりにイージーな先入観がある方もおられるかもしれない。私もそうでした。
いやいや、生の音を聴いてその多彩さに驚きました。主旋律を奏でるのと同時にベースがリズム刻んでる。そのうえ飾り音(シンバルみたいな)があるのだな。複数の音色が複雑ながらも美しいメロディを紡ぎだす。うーん、これは弦がすごくたくさんあるんじゃないの?と思っていたら上部と下部あわせて20本くらいあるみたい。盛んに調弦していたし、扱いにくそうな楽器ですなあ。デカいし。
(萩尾望都の傑作SF『銀の三角』のラグトーリンが不思議な形の弦楽器を奏でるんだけど、音色はきっとこのシタールよ!)
ガンジスの流れのごとく緩やかな曲調がどんどん高速化していきます。「ボレロ」並みの高揚感、パガニーニ並みの超絶技巧(・・・ちょっと何言ってるかわかりません)、なんとすばらしい。
翻ってタブラ。低音は「水底の音」がした。水の中の響き、浮遊感を感じる心地よいリズム。
いや~、古代インドの曲って30分とか40分とか長尺なんだけど、どうやって両者の楽器のリズム、呼吸を合わせているのか。節々でピタッとキレイに重なるんだよね、楽譜もないみたいなのに。・・・音楽の謎は深まるばかり・・・
ともあれ、異国の美しい音楽を堪能し、大満足だったのでした。
シタール奏者の石濱さんは関西弁まるだしのきさくな兄ちゃん風。うすい色の入った眼鏡をされていて、遠目には大川豊総裁みたいに見えました・・・すいません・・・
ユザーンはますますアタマが大きかったです。こちらは淡々とおもしろいことをいう役です。ツイッターと同じです。好きだなー。
そしてこれがすごく気になってるの私。芸術の秋だな!!