中公文庫登場でようやく入手・・・時間かかったな、私。
・・・おもしろいおもしろいとは聞いていたけどホントにおもしろかった。
(声出して笑った・・・虫下しチョコ・・・)
シリーズものっぽい『猫と蟻と犬』もイイです。淡々と綴られる小市民的悲哀とユーモア。
でも、大ざっぱに言えば、人間と人間とを結び合うものは、愛などというしゃらくさいものでなく、もっぱらこのオセッカイとか出しゃばりとかの精神ではないでしょうか。大づかみに僕はそう了承しています。オセッカイこそ人間が生きていることの保証であるという具合にです。
ですます調のリズムが、なんとも味のあることで。